べったり
 

窯出し直後に伺い、初めてこの鉢を見た時は窯に入れるときに乗せる台(釉薬が溶けて窯にくっつかないようにするためのもの、その名もせんべい)にべったりくっついてしまっている状態でした。
写真は別のうつわですが今回この鉢も、高台部分とせんべいが、べったりくっついていました。
窯で焼くときに、うつわは膨張したり、縮んだり、動きながら焼かれるのでうつわ同士がくっつくことはよくあるそうです。


大誠窯


それでは7代目誠一さんに剥がしてもらいます。
栃木県生まれの海への憧れが強い7代目。
旅行といえば ”海” だそうです。


大誠窯・7代目


重そうな機械でウィーンウィーンと少しづつこすっていきます。
それにしても素晴らしい筋肉。
筋肉からは想像できないような物腰の柔らかい優しい雰囲気の方。


大誠窯・7代目


たまに水でパシャパシャしたりして…

大誠窯・7代目


削ること数分…
無事に剥がれました。
おしまい!


大誠窯・鉢